第4弾
『とにかく量をこなす』
 新人はとにかく雑用の嵐です。考えられないようなコピー取りもさんざんあります。でも、誰もが効率よく早くプロになろうと技を磨こうとする。こんな質から入ろうとする姿勢はダメですね。一番効率のいい方法を探しながら、一番遠回りな方法です。なにせ初めはどれが質のいい仕事か分からないですからね。だから、とにかく量をこなす。これに尽きます。
 確かに、9〜5時(会社によって違いますが)まで仕事をすれば基本的な給料はもらえます。まあ、お金のためだけに仕事をしているなら最も効率がいいですけどね。
 でも、自分を伸ばすために仕事をしたいと思っている人は、定時に帰っちゃダメです。当たり前ですが。
 同期の間で差がつくのは、何時間仕事をしているかです。早く帰れば帰るほど圧倒的に同期と差がついていきます。パイロットが飛行時間で試されているのと一緒ですね。古臭い言い方ですが、とにかく量をこなすのが仕事を覚える一番の近道です。
 ただ、これだといつまで無駄な作業をしていればいいのか不安になるかと思います。でも安心してください。量は必ず質に転換します。実際仕事ができる先輩は、平気で量がこなせています。まさに天才ですね。これを目指すのが吉です。
 自分の場合は、ありえないくらい外為のオペレーション(端末打ち込みのことね)をやり、考えられないような(1年目にしては)数の住宅ローン案件を処理してきたので、大概のことではビクともしないくらい知識を得られました。まあ、まだあちこちにミスは出てくるんですが、もう10年目の先輩と方を並べるぐらいの仕事っプリですよ。自分で言うのもなんですが(笑)。住宅ローン初めて3ヶ月でローン相談会出させられましたし出させていただきましたし。