センチュリー21へ

 宿に帰ると、同行者の体調も若干戻っていて、外に出られそうという事なので、一緒にセンチュリー21へ。
 とはいえ、ガイドブックを持ち歩かないで行ったので、一応グランドゼロは見て、その辺をぶらぶら。
 ここで余談だが、やはり事情はどうあれ、グランドゼロで写真は取れなかった。人それぞれ考えは違うだろうけど、あの時のなまなましい惨事が写真で飾られている側で、記念撮影をする気はどうしてもなれなかった。
 話を戻すと、そろそろセンチュリー21に行きたかったので、インフォメーションセンターに聞きに行くと、一瞬変な顔をされ、“あっち”と指をさされた。指先の方向を見ると、さっき通った場所の後ろが目的地のセンチュリー21だった。さすがに若干恥ずかしかったが、いちおうお礼を言って目的地に向かった。・・・たぶんさっきの変な顔は“お前バカじゃないの?”か“何しに来たんだこいつ”みたいな感じだったんだろう。
 センチュリー21の中に入ると、人でごった返していた。訳も分からないまま、同行者が時計が欲しいというので時計のあるフロアへ。
 別に俺は時計を買う予定が無いので、同行者が欲しいものを決めるまで、その辺をぶらぶら。次の旅行のためにバックパックを探していたんだが、特に希望に添うものはなかった。
 同行者が時計を買った後は、いちおう靴を見に行ったんだが、それらしきものが無かったので、帰る事に。ただ、帰る前にソーホーという地区に寄りたかったので、別行動を取る事にした。
 ソーホーに着いたはいいが、もう既に辺りは暗くなっていたし、ガイドブックも持っていなかったので、暗い中を1時間ぐらい散策して、結局大した事もせず、帰る事に。