銀行マン・・・!?

今日はちょっと真面目な話です。
ツマらないこと確実なので途中で寝てもOKです。

こうしている間にも山形の経済は回っていますし、企業は活動してます。
『間接金融から直接金融へ』と言われてもう何年、何十年と立ちますが、未だにシフトしていません。
確かに個人マネーは投資に向かっていますが、企業の資金調達は市場からではなく間接金融が主体です。
欧米チックな発想をすればナンセンスなのかも知れませんが、ここは日本です。
往々にして中小企業に限らず大企業の経営者の判断、つまり間接金融による資金調達という選択肢は正しいです
なぜなら、この国の金利はアホみたいに安いからです。このアホみたいに安い金利の国でなぜワザワザ高い手数料払って市場から調達しなければならないのか、オーナー達の判断は合理的です。
(特に山形の金利は異常です。試しに自動車ローンの金利でも比較してみてください。S内銀行とかY形銀行、Kやか銀行がトップ10入りしてます。)
そんなご時世の中で我々銀行マンの指名は、如何にして良い会社、将来性のある事業に金を貸すかです。
もっと言うと、担保や過去の実績でしか審査できない銀行マンは一流とは言えず、銀行マンとしての醍醐味を理解して無いと思います。
融資で重要なのは事業の将来性であり、その事業を実行する経営者の強い意思と責任感の見極めです。
単純に考えるとのようになります。
将来性のある事業の発見⇒融資⇒プロジェクト始動⇒その過程において必要な物資調達による需要増加⇒物資提供会社の売上up⇒物資提供会社の社員の給料up&プロジェクト成功による社員の給料up⇒給料upによる更なる消費(需要)拡大⇒地域経済活性化

これが銀行マンの醍醐味です。
民間企業でありながら、公共性を担っているからこそ、会社が傾いた時、普通の企業では考えられないですが、公的資金と言った形で国、つまるところ国民に助けてもらいます。
想像してみて下さい。外資系銀行や投資銀行が助けともらった例が日本にありますか?

銀行マンはこの夢を審査する基準を長年のノウハウ蓄積によって培ってきました。
上から目線になってしまいますが、銀行に断られた融資は、失敗の確率が高いからであり、決してその会社やオーナーが嫌いだからではありません。
倒産も成功も星の数みてきた銀行がその新規事業は危ないと社長を、引いてはその会社の従業員達を不幸にさせないために止めているのです。

多かれ少かれ、銀行マンはこの地域経済活性化という公共性の使命をおってます。
多分に漏れず私自身もこの使命感を持ち、山形に転勤してきました。
着任初日、支店の長である支店長から私の考えているようなことと同じ“銀行マンは公共性”と言った話を聞き、本当に良い支店に来たと直感しました。
だからこそ山形の人達のため、少しでも山形の地域経済が発展すればと思い、仕事をしてきました。
山形の経済はだと言う人がいますが、そんなことは無く、みんなが稼いだを山形で使えば地域経済は発展します。
つまり、前の日記でも書いたように、
やる気はあるが資金が無い企業の発見⇒融資⇒新規プロジェクト始動⇒需要増加&雇用創出⇒給料up⇒消費拡大⇒地域経済活性化⇒山形経済up

こういったことをやっていきたいと思ってます、山形のために。
よって、東京の自宅でノンビリしているのは耐え難いことであり、こんな自分でも少しは山形に貢献出来るんじゃないかと思うと、何とも歯痒いです。
だからこそ、一日でも早く復帰し、“シゴト”をしたいです。
それが自分自身の為であり、山形人の為であり、引いては日本経済の為である、と思うとワクワクが蘇ってきます。
だから、この?ヶ月は自分のやりたいこと、使命の確認の為の時間と認識し、もう一度自分を見つめ直したいと思います。
一瞬の気の迷いで失っていたスピリットを呼び覚まし、この?ヶ月が有意義な“回り道”であったことを証明する為にも、山形に戻り、必ず結果を残したいです。
すべての人の為にも…

長々とグダグダ日記にお付き合い有り難うございました
これにて気持ちの整理は終わりにしたいと思います。
引き続き山形のみなさん、よろしくお願いします